Rails環境の導入
- Ruby on Rails 2.3.5
■Rails環境を何度かインストールしてみてわかったこと。
・Ruby1.8系を導入すること。
・1.8系の最新版を利用するとよい。(Railsが対応していることが前提)
・1.8.3はRails非対応。
・Rubyのパッケージはgemで管理すること
・Windowsの場合、Rubyのインストーラはなんでもよい。
>Instant Rails 2.0がお手軽で簡単だが、古い。(ApacheやMySQL、PHPなど入ってる。Windowsで運用しないなら不要)
・Rails2.3ではSQLite3に対応しているため、MySQLは不要
・SQLiteの管理ツールを別途いれれば、phpMyAdminも不要
・Ruby自身にWEBサーバ機能があるため、Apacheも不要
>gemで管理できればなんでもOK
・Linuxの場合、Rubyのみパッケージ導入
>ディストリによりRubyのバージョンが決まるため、ディストリでパッケージ管理するか、Rubyをダウンロードするか。
>Railsやその他パッケージもディストリそれぞれで導入できるが、実行パスがバラバラになるし、
gemのバージョンも固定になるので、Rubyのみ導入するとよい。
・RedRailsを使う時は、パスに注意
>デフォルトでJVMで動こうとするので、パッケージ管理とか重複してしまう可能性がある。
JVMで動かす予定がないなら、導入したRubyのパスを通すこと。
>あとは、RedRailsが欲しいっていうRubyのパッケージを指定したRubyパスのgemで入れてあげる
Windows
■手順
1.ダウンロード
2.解凍する。インストール先フォルダとなる。
※フォルダパスには、空白を含めないこと(「Program Files」などはNG)
例)D:\Dev\InstantRails
3.InstantRails.exeを実行
4.設定ファイルを作成するかダイアログが表示されたら、OKをクリック
・設定ファイルの格納場所が違うとかいわれるけど、OKで修正。
・apacheやMySQLのポートが使用済みであれば警告がでるが無視。
5.このWindowからコンソールを開く。
・画面の「I]をクリック>RailsApplications>OpenRubyConsoleWindow
・InstantRailsはWindowsのグローバルな環境に組み込まれないため、通常のコマンドプロンプトではRailsが起動しない
・InstantRails.exeを使わない場合は、環境変数に「D:\dev\InstantRails\ruby\bin;」をセットする。
6.バージョンの確認
D:\Dev\InstantRails\rails_apps>ruby -v ruby 1.8.6 (2007-09-24 patchlevel 111) [i386-mswin32] D:\Dev\InstantRails\rails_apps>rails -v Rails 2.0.2
7.gemのアップデート
D:\Dev\InstantRails\rails_apps>gem update --system Updating installed gems ...
8.Railsのアップデート
D:\Dev\InstantRails\rails_apps>gem update rails Updating installed gems ...
ちなみに、updateの引数なし(gem update)を実行すると、InstantRailsで導入したパッケージがアップデートされる。
とくにアップデートする必要はないと思われるが、バージョン固定する必要なければ、updateするのがよいかも。
Ubuntu
- Ubuntu 9.10
- Ruby 1.8.7
- Aptana Studio 2.0
■手順
1.Ruby導入
apt-get install build-essential libopenssl-ruby apt-get install ruby rubygems ruby-dev libsqlite3-dev
2.Rails導入
apt-get install build-essential libopenssl-ruby apt-get install ruby rubygems ruby-dev libsqlite3-dev gem install rails gem install sqlite3-ruby
3.環境変数追加
export PATH=/var/lib/gems/1.8/bin:$PATH
RedRailsの設定
「Ruby → Installed Interpreters」を確認して、導入したRubyのパスをセットする
すると、RailsやWebricks、gemのパスを自動で見つけてくれる
例)D:\Dev\InstantRails\ruby